診断士栗原の2次試験「本番での戦い方」
こんにちは、ACGの栗原です。
2次試験本番がいよいよ近づいてきました。
少しずつ緊張感が高まってきているのではないでしょうか?
さて、今までは合格に向けた「学習方法」について色々と書いてきましたが、
最後は、合格を確実に掴むための「本番の戦い方」について、
サッカーでのアウェーでの戦い方に例えて、読んでくださった方への
私からの本番前の最終メッセージとしたいと思います。
サッカー(W杯予選等)では、ホームとアウェーでの戦い方が違ってきます。
ホームでは、自国の応援を背に積極的に攻撃を仕掛け、勝ちにいきますが、
アウェーでは、相手の攻勢に対して守り重視で負けないサッカーを展開します。
診断士の2次試験の戦い方は、どちらでしょうか?
私は、アウェーでの戦い方が当てはまると思っています。
理由は、皆様もご存知のとおり、本試験問題は相当な時間をかけて作られているので
各学校の問題に比べ、非常に奥深く、どんなに過去問研究等をしたとしても
一筋縄にはいかない作りになっているからです。
調子に乗って、攻撃的(決めうち的な解答・独創的な解答・冒険的な解答)になると
強烈なカウンターを喰らって大きな失点をしてしまいます。
基本方針としては、
「がっちり守って、大きなミス・失点を防ぎ、絶対に負けないこと」
とし、設問と与件に最後まで喰らいついて、内容での差別化(独創的)ではなく
「問われていることに素直に答える」ことを遵守してください。
また、1日(4事例)の力配分も大切です。
試合開始直前(前半の前半)の事例Ⅰはとにかく守って守って、絶対に失点(40点以下)
しないようにしましょう!
開始早々に点を取られるとその後のリズムが狂ってきてしまいます。
相手は非常に手ごわいので無理に攻撃する必要はまったくありません。
(攻撃のチャンスすら与えてくれない可能性もあります)
守り切れたら(40点以上取れたら)作戦どおり(大成功)と考えてください。
事例Ⅰは難しいのは間違いないですが、40点以上を確保すると思えば対応は可能です。
「組織は戦略に従う」を強く意識して、全体戦略(今後の方向性)に
適合した組織(構造と文化)に変革し、従業員のモラール向上が図れる人事戦略
(評価や賃金制度、能力開発)を構築していくストーリーが過去問の王道です。
前半の後半である事例Ⅱも基本は守り重視です。
相手の攻撃が弱まる(事例Ⅰよりとっつき安く、一見簡単そうに見える)と
感じても不用意な攻撃(経験に基づいたアイデア等)は危険です。
事例Ⅱは、与件情報が満載ですのでささいな記述に気をとられて、重要な情報を
見落とす可能性があります。全体のテーマを意識しつつ、冷静に分析して、
与件と1次知識から解答を導いていけば、他の方が独創的な解答で暴走しやすいので
結果として、得点(60点以上)が入ったことになります。
前半が終わった手ごたえとして、0対0(ⅠⅡとも無難な出来)、もしくは
1対0(Ⅱで多少プラスの出来)で十分です。
昼休みは、終わったこと(前半)は振り返らず、後半に向けて
しっかりと心と頭のリフレッシュをしましょう!
私は、疲れた頭を回復させるために
カロリーメイトと栄養ドリンクの簡単な昼食を済ませた後、
チョコレートを食べ、「冷えピタくん」をおでこと首に貼り、
音楽を聴きながら、30分程度目をつぶっていました。
いよいよ勝負の後半です。
前半を終えて、緊張感もとけ、調子がでてくる時間帯ですが
後半の前半である事例Ⅲも、もう1回気を引き締めなおして、
守り重視で失点しない(40点以下)ことを心掛けましょう!
事例Ⅲは、与件に無駄がない非常に精巧な問題のつくりになっていますので
与件をしっかりと分析して、与件を根拠とした提案(実現可能性・実効性のある)
を書いてください。
苦し紛れに不用意な攻撃を仕掛けると(与件から離れた知識偏重の飛びすぎた解答)
失点(40点以下)の危険性がでてきてしまいます。
最後の事例Ⅳ(後半の後半)は、最後の気力を振り絞って、点を取りにいきましょう!
得意な人は、本試験で唯一、攻撃重視で臨んでください。
過去3年のレベルであれば、60点以上、できれば70点以上を目指しましょう!
ただし、不用意なミス(単位のわなにひっかかる、設問文の条件を読み落とす等)を
犯すと、致命的な失点をして、敗退の危機に陥りますので、慎重さを忘れないように
してください。
残り時間(80分)を有効かつ効率的に使って、点の取れる問題を確実にものにして
いくことが大切です。
難しい問題(答えが分れそうな問題)に時間をかけすぎて、点の取れる問題を落とさない
ようにしましょう!
試合が終わって、2対0(事例ⅡⅣでプラスの出来)、
または1対0(事例Ⅳでプラスの出来)の手ごたえであれば、
勝利(合格)をほぼ手中に収めたといっていいでしょう!
最後になりますが、
五輪連続2冠の北島選手(水泳)を育てた平井コーチの言葉をもじって
「勇気を持って、安全にいけ!」
(本当は、ゆっくりいけ!です)
本番だからといって無理をせず、
今までがんばってきたことをそのまま全部答案に置いてきてください!
読んでくださった方のご健闘を心から祈っています。
- 投稿者:栗原 秀樹
- 日時:2008年10月17日 06:02
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