過去問は宝の山③
こんにちは、ACGの栗原です。
「過去問は宝の山」も3回目になりましたが、
今回は「出題者の著書」を熟読する学習を紹介します。
ちょっとその前に留意点ですが、
今回の私のブログでは「過去問を理解する」を目的に色々な学習方法(手段)を
紹介していますが、色んなタイプ(初学者や多年度受験生、独学者等)の方に
少しでも参考になるように、自分がやって良かったと思った学習方法を網羅的に
書いていますので、皆様は自分自身の現況や課題、勉強できる時間等を考慮して、
取捨選択してくださいね。
あくまでも
「2次本番で初見の本試験問題を80分で解き、過去の合格者レベルの答案を書くこと」
が大事であって、そのための学習方法は人それぞれ違ってきて当然ですので。
それでは、早速今回の内容に入っていきます。
試験委員が公表されるようになったのは平成16年からですが、
この辺の研究や分析はTACやLECなどの学校がテキストや問題に反映させてくれて
いるので受験生がわざわざする必要はありません。
ただし、受験界では有名になりつつある次の2冊は、
事例ⅠⅡ対策として通勤時間や隙間時間を利用して熟読することをお勧めします。
(メイン学習ではなく、あくまでも補助(参考)的なものです)
効果としては、出題者と想定されている先生がどのような主張や理論を持っているのかを
事前に知ることで事例全体の方向性や解答の方向性が見えやすくなってきます。
また、与件や設問文にでてくる出題者独自のキーワードへの反応が早くなります。
特にある程度過去問学習を進めた上でこの本を読むと効果が大きいと思います。
(私も試験の1週間前に再度読み直して主張やキーワードを確認しました)
①「経営をしっかり理解する」(日本能率協会マネジメントセンター)
事例Ⅰの出題者と言われている岩崎尚人先生の本です。
内容は、企業経営理論を一般向け用にまとめた感じで特に独自性が強いわけでは
ありませんが、所々で過去問にでた内容やキーワードが入っています。
私が合格したH18の問題も先生が強調している「事業構造に合った組織構造」の論点が
メインテーマでした。(H14も同様)
「事業構造」という言葉は、企業経営理論のテキストには通常でてきませんが、
先生は著書の中でも当たり前のように使っています。
ちなみにH18の与件文にもでてきますので後で確認してみてください。
②「スモールビジネス・マーケティング」(中央経済社)
事例Ⅱの出題者と言われている岩崎邦彦先生の本です。
小さなお店は、「ターゲット(顧客)」を絞り、「専門的(独自性)な品揃え(サービス)」
で差別化し、「顧客との関係性(絆)」を構築することで、大手への競争優位性が図れる、
という先生の明確な主張が統計データを基に書かれています。
中小企業にとってはセオリーどおりの戦略(差別化集中戦略)ですが、この本には
過去問の中に出てきたキーワードが連発されており、過去問を学習した方が読むと
おもわずニヤニヤしてしまうかもしれません。
H18の与件にあった重要キーワードである「絆」もこの本の中で使われています。
自分はこの本を読んでいたので本試験中もすぐに「絆」に反応し、大きく丸印をし、
回答の中でも意図的に使いました。
一般的な「顧客との関係性」とは書かずに「顧客との絆」と書くことで
出題者(採点者)へのアピールを図ったのでした。
他にも、「ビジネスモデル革命」(生産性出版)や財務関係で参考となる本はありますが
これは時間がある方は目を通しておいても損はないですが、あくまでも補助的な学習です
ので上記2冊に絞って、他の過去問学習と並行して3回程度読んでみることをお勧めします。
今、北京オリンピックの真っ最中ですが
久しぶりに男女とも出場となったバレーボールでも「データ」バレーと言われるほど
相手の特徴を徹底的に分析し(試合中にも)、試合にのぞんでいます。
(特にイタリアが有名です)
自分達の技術や戦術を磨くだけでは、確実な勝利は望めないという典型的な例です。
皆さんが10/19の2次試験本番で合格を確実に勝ち取るためには
「敵を知る」=「過去問を知る」学習は絶対に不可欠な学習の1つです。
では、次回も引き続き、「過去問は宝の山④」として
「1次試験との連動性」学習について書いていきます。
- 投稿者:栗原 秀樹
- 日時:2008年08月14日 23:08
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