過去問は宝の山②

こんにちは、ACGの栗原です。

前回は、過去問の学習方法としてオーソドックスな
①読む学習、②解く学習、③写経する学習の3つを紹介しました。

今回は、隙間時間を利用した「過去問深堀り学習」について書いていきます。

まず始めは、「出題の趣旨」を分析する学習です。

「出題の趣旨」は平成16年度から2次試験合格発表時に公表されることになりましたが、
模範解答が公表されていない2次試験にとって、出題者が想定した解答に少しでも近づく
貴重な情報源です。

とは言うものの、私自身受験生時代は、当初は軽く眺める程度でそれほど重視していません
でした。
しかし、直前に受講したある学校の「過去問ゼミ」に参加し、その重要性に気がつき、
慌てて最後の3週間で設問ごとや事例の種類ごとに徹底的に分析し、たくさんの気付きを
得ることができました。
当時の気付きノートに書いてあった内容をいくつか紹介すると

①事例で求められている能力は「分析力(情報把握能力)」がメインである。
②具体策は「問題解決能力」「創造力」が問われているが、あくまでも「分析力」を前提としている。
③具体策(改善策)は「実現可能性」「実効性」が制約条件である。
④「基本的知識」を問う問題もある(事例Ⅰ第1問など)

等、他にも色々と書いてあります。
また、事例の種類(ⅠⅡⅢⅣ)によっても求められている能力割合に
偏りがあり、例えば

●事例Ⅱは分析力が全て!

とノートに大きく書いてあります。

これは、事例Ⅱは受験生にとって身近な題材で読みやすく、
ついつい自分の経験や思い込みが入り、独創的な解答(悪く言えば妄想)を書いてしまうが、
出題者は「分析力」を求める問題をたくさん作っており、
提案問題も「(分析に基づいた)創造力」が問われているので、
とにかく「与件重視(根拠)」を意識付けるためにノートに大きく書きました。

23日のセミナーでは「80分間の解答手順」について詳細に説明していきますが
実は本番3週間前からのこの学習を通して、直前でしたが手順をひとつ加えました。
それは、最初に設問を読む段階で、
問われている要素や制約条件、主述や文章構成の仮決定、戦略レベルの特定を
行っていたのですが、追加で「問われている能力」を推定して設問の左横に書くようにしました。
例えば、「分析」と書くことによって、今まで以上に与件重視の姿勢を本番でも実行することが
できました。

今回は「過去問深堀り学習」の1つとして
「出題の趣旨」を分析する学習を紹介しましたが、
是非、みなさんも「出題の趣旨」から自分なりの気付きやノウハウを得てください。

では、次回は「出題者の著書」を熟読する学習について書いていきます。

comments

comment form

comment form