過去問は宝の山①
こんにちは、ACGの栗原です。
前回、合格の確率を高める学習の方向性として
①過去問の徹底研究
②80分間での解答プロセスの精度向上
③合格者答案の徹底分析
を提示しました。
今回から複数回に分けてまずはその中の①に関して書いていきたいと思います。
平成13年度から現在の2次試験のスタイル(4事例)になり、すでに7年分(28事例)
もの過去問が存在します。
同じ事例問題がでることはもちろんありませんが、出題者が受験生に求めている内容(能力)
は変わるはずはありませんので、この28事例を徹底的に学習することで
2次全体や各事例毎の「問題の特徴」や「重要論点」がわかってきます。
また、最近の問題を見てみると過去に出題された論点や類似問題が出はじめています。
だからこそ学習の初期段階から過去問を重視することで
常に本番を想定した「効率・効果の高い」学習ができるようになります。
では、実際の学習方法について色々と紹介していきます。
まずはじめは初学者の方向けとして「過去問を読む」学習です。
設問や与件を読んで、本試験問題をまずは体感します。
そして、自分なりの解答を頭で考えたら、解答は書かずに、学校の解答例や解説を
読んで見ます。
1つの事例を深追いせずにとにかく、全事例に一通り触れてみます。
初学者の方がいきなり解くと1事例に時間がかかりすぎるので、まずは解かずに「読む」ことを
お勧めします。
五┼嵐のブログでも紹介がありましたが、
自分も本試験問題を縮小コピーして常に鞄にいれておき、
あき時間やいまいち勉強に気分が乗らない時に熟読していました。
ちなみに本番3週間前の学校での過去問演習時に与件が2行抜けていたことにすぐに
気がついて先生に指摘できるほど過去問が頭の中に入っていました。
つぎは「過去問を解く」学習です。
ただし、最初は時間無制限で「とにかく自分なりのベスト答案」を目指してください。
ここでの学習はあくまでも「敵を知る=過去問の徹底研究」ですので80分にはこだわらず、
徹底的に自分で考えて考えて解答を作ります。
そして、学校等の解説集(できれば複数)を熟読しながら、
再度自分の解答を見直していきます。
(ここで気付いたことはノート等にメモしておきましょう!)
可能であれば、学習仲間や合格者の方に解答を見てもらったり、ディスカッションすると
さらに理解が深まります。
自分の場合は勉強仲間とメーリングリスト上で1週間1事例の「ワンマッチ添削
(対戦相手は毎週変更)」をやっていました。
今日の最後は、「過去問を写経する」学習です。
書き方の型を覚えるために「模範解答を写経する」学習は結構やっている方もいますが
過去問の問題(与件・設問)自体を写経する方はそれほど多くはないと思います。
手書きでもワード打ちでも構いませんが(自分はワード派でした)、過去問の設問と与件を
写経していくと読んだり、解いたりした時に見過ごしていたことやは気にもしなかったことが
気になったりします。
特に接続詞(しかし、また等)や限定語(だけ、Aでは~)、出題者独特の言葉、
何度も繰り返しでてくる言葉、不自然なまたは異様に長い修飾語がついた言葉、
後から付け加えたような一文、括弧での補足事項(特に事例Ⅲ)など
出題者の文体の特徴(くせ)や受験生に暗示してくれているヒントやメッセージが見えてきます。
(ここでも気付いたことはノート等にメモしておきましょう!)
私は各事例3回程度写経しましたが、この学習のおかげで読む時の「感知能力」を
予想以上に高めることができ、出題者のメッセージを読み落としすることが少なくなりました。
では、次回も引き続き「過去問の徹底研究」に関して、
少し違った角度からの学習方法を書いていきます。
過去問は「宝の山」です。
いろんな方法で過去問を味わってください。
- 投稿者:栗原 秀樹
- 日時:2008年08月11日 22:17
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