【診断士的!日本経済を知ろうVol.11 我々の給与は減り続けている!?後編】

みなさん、こんばんは。
ACGの日曜日担当、平川です。

最近、ブログを読んでくれている知り合いから、「お前のブログは読んでて面白くない。ブログの内容にお前の気持ちが反映されてない!」という手厳しい指摘をもらいました…(泣)。
 
 
そっかぁ…。
う~ん、頑張ります。頑張って、読んでいて面白い内容を目指します!

それにしても、「持つべきものは友」ですね。
こんなこと、なかなか言ってくれる方はいません。
自分の足りないところを指摘されるのは正直グサッと心痛いですが、成長できる格好の機会を頂いたと思い、指摘して頂いた方に心からアイラブユーです。
 
 
 
・・・ということで、前回の続きです。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると民間企業に勤める人の平均給与が1997年から9年連続で減少している、という結果がでました。

このことから、新聞やネットのニュースなどでは、
「社会的には、いざなぎ景気を越えるほどの好景気が続いていると言われているが、それが未だに民間の給与に反映していないことが改めて浮き彫りになった」
というような内容として記載されてありました。

でもホントにそうなのかなぁ。
統計、平均値のマジックに騙されてるんじゃないかなぁ。
まず、なんで97年が民間平均給与のピークなんだろう…。

ということが前回の内容でした。(詳しくは前回のブログをご参照下さい)

 
 
 
では今になっても民間給与の平均額が減り続けているのはなんででしょうか。
 
 
その理由は大きく2点にあると思います。

 一つ目は、非正規社員の急増(派遣制度の普及)
 二つ目は、団塊世代の一斉退職&再雇用
 
です。
 
 
まずは非正規社員の急増(派遣制度の普及)について説明します。
会社に勤めている方は実感できると思いますが、近年急激に派遣社員をはじめとする非正規社員が急増していますよね。
多くの企業が、固定費削減策として人件費をなるべく安く、かつ変動費にできる、長期雇用を前提としない社員を雇用しようとしているからです。

非正規社員の数(カッコ内は雇用者全体に占める割合)は、97年の1152万人(23.2%)から、06年には1677万人(33.2%)と、500万人以上も増加しています。また、派遣社員に限っていえば、統計を取り始めた2000年にはわずか33万人だったのが、いまや128万人と、4倍近くまで増加し、その勢いは伸びる一方となっています。

正規社員と非正規社員のそれぞれの平均給与額がわかるといいのですが、それは残念ながら国税庁からは発表されていません。ですので、あくまで一つの指標として、派遣社員の大多数を女性が占めていることを前提に、男女での平均給与を見ますと、男性539万円(前年比+0.1%)、女性271万円(前年比-0.7%)という状況になっています。

以上をふまえて考えてみますと、
たしかに全体としての平均給与額は減少しているのかもしれませんが、単純に「平均給与が減ったから景気の影響が個人に反映していない!」、という判断をするよりも、
正規社員と非正規社員という2つの役割に別れてきている、ということを認識しなければいけないのではないでしょうか。
 
 
次に団塊世代の一斉退職と再雇用制度について説明します。

平成16年に高齢者雇用安定法が改正され、65歳までの雇用延長を段階的に進めることが義務化されました。そのため、その対応として ①定年を65歳まで延長する、②定年後再雇用して65歳まで雇用する、③定年制度を廃止する の3つの方策がとられています。多くの企業は②の定年後再雇用を採用しています。
定年延長や定年制度廃止と一番違うのは、該当者の給与体系の見直しができる、といった点であり、定年延長や定年制度廃止が、該当者の給与水準を引き続き65歳まで続けなければいけない一方で、定年後再雇用は、給与水準を洗い替えし、見直すことができるということが一番の理由です。

巷では2007年問題と騒がれていた団塊世代の大量定年退職は、今回の高齢者雇用安定法の改正によってある程度は緩和されていますが、2007年から2010年の5年で、大手企業就業者の2割強が旧定年(60歳)を迎えるというデータもあります。

つまり、採用され給与が上昇していく新卒採用よりも、60歳を向かえ賃金が下降する高年齢者の数の方が多いために、平均給与が下がっているのではないでしょうか。
 
 
 
うーん、冒頭で反省したわりに、また感情のこもらないブログになってしまいました。
・・・難しいですね。

私のブログを読んで気づいたことがあったら、どうぞビシバシ厳しいコメントをくださーい。

comments

ひらちゃん、
ご無沙汰してます(ブログ仲間でご無沙汰もありませんよね)。
たんくぼです。

私はひらちゃんブログのファンですよ。
っていうか、ACGのブログはレベルの高い内容を目指しているんですよね(私を除いて)。
その中心にいるひらちゃんとしては、少々堅い文章になってしまっているのだと理解しております。

なかなか経済のお話しを毎週書けるものではありません。
テーマを決めるのも大変じゃないですか?
まぁ今は修行の身ということで(お互い)。
Vol.50くらいになったらすごいことになってますYo。

今後も期待しております。

いっそ、題名を「日本経済を堅く知ろう!」にしてみたら・・・

  • たんくぼ
  • 2007年10月15日 13:00

派遣社員の年収指標としては、、
こんなのもありますね。ちょっと母数が少ないか。

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06050103.cfm

わたしの給与もこのままでは来年減りそうです。。トホホ

  • カクサマン2号
  • 2007年10月16日 21:49

たんくぼさん、カクサマン2号さん
コメントありがとうございます!!!
そして、返答おそくなってゴメンナサイです。

たんくぼにーさん、
あったけーコメントありがとうございます。
涙が止まりませんぜ。まぢで。
さあ、とりあえず50号まで頑張るぞー!

カクサマン2号さん
情報ありがとうございます。
私も派遣社員をやっている知り合いが何名かいますが
やっぱり賃金については決してよくないみたいです。

格差は広がる一方ですよね・・・。

格差問題もそのうち書こうと思いますです。

  • ひらかわ
  • 2007年10月27日 00:34

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